【特殊技メインとする場合】
・特殊技の選択
主な技は、みずタイプ(ハイドロポンプ / なみのり)、サイコキネシス、こおりタイプ(れいとうビーム / こごえるかぜ)、でんきタイプ(かみなり / 10まんボルト)、くさむすび、ラスターカノンです。これらについて、簡単に説明します。
・みずタイプ(ハイドロポンプ / なみのり):
等倍以上の相手に大ダメージを見込める。ただし、等倍の場合は、2発、3発かかることもあり、その回数は少なくとも相手の攻撃に耐えられないと、こちらが先に倒されます。他のポケモンに雨を降らさせるのも有効です。
・サイコキネシス:
ゲンガーや格闘タイプに対し、圧力をかけられます。タイマンでは、相手が「こだわりスカーフ」を持つことで先手をとられ技を出す前に倒される可能性や、「きあいのタスキ」持ちの相手には倒すのに必要な攻撃回数がみずタイプ技と同じになりがちな点に注意。
・こおりタイプ(れいとうビーム / こごえるかぜ):
みずタイプ技が今一つのドラゴンやくさの弱点をつけます。特にボーマンダ、ガブリアスに対し4倍弱点が大きく、これらのポケモンより素早さ種族値が高い点がありがたいですが、スターミーがこれらの相手に対し後だしできる回数も少ないです。
・でんきタイプ(かみなり / 10まんボルト):
みずタイプ技が今一つのみずタイプの弱点をつけます。みずタイプポケモンに対して、スターミーがみず、こおりタイプの技を半減できるのもポイントです。一方、ランターンやじめんタイプを併せ持つポケモンには有効ではないです。
・くさむすび:
みずタイプ技が今一つのみずタイプの弱点をつけます。みず・じめんタイプを持つラグラージなどを重視するならこちらで。
・ラスターカノン:
ほぼユキノオーピンポイントな技。サイコキネシスよりも少しダメージが多い程度です。追加効果は魅力ですが試行回数を稼げないケースが多いと考えられるため、スタンダードに効果を狙うことはできません。
・場に出す機会
特殊技メインの場合、努力値は特攻、素早さにまわすことが多くなるかと思います。能力面の特徴からスターミーの等倍以上の技に対する耐性はさほど高くなく、相手のポケモンに対し後だしできる回数は限られているといえます。一方、耐性を利用してなら場に出す機会は増え、これを利用しない場合は他の方法でスターミーの場に出す機会を確保する工夫が必要となります。耐性を利用する際、ターゲットとなるのは下記がメインです。
・みずタイプポケモン(みず、こおり、エスパー技以外なければ比較的安全)
・ほのおタイプポケモン
・インファイト読み(特防ダウンに乗じて更に圧力をかけられる)
・きあいだま読み(ゲンガーなど)
・コメットパンチ
・その他半減技読み
上記ターゲットに対し、後だしする際のリスクは次の通りです
・眠り(「さいみんじゅつ」「あくび」など): 眠ったスターミーに対し、相手は低リスクで交換などのアクションを取れます
・読み間違え: 例えばゴウカザルに対しインファイト読みで出したけれど、実際に相手が選択したのは「くさむすび」だった場合など
・みがわり: 交換際に相手に「みがわり」を使われる。「みがわり」を破壊する間に適切な技を使われ、大ダメージを受ける可能性が高いです
・めいそう: 特防を上げられることで倒しにくくなります。「じこあんじ」により、このリスクを軽減可能
・ジリ貧のリスク
スターミーは特攻の高さ、技のタイプバリエーション、威力どれも恵まれていますが、単純に特殊耐久の高い相手には倒すのに必要な攻撃回数は多いです。そのような相手に受け止められると、スターミーを控えに戻す必要性が高くなり、そうなると再度場に出す際のダメージ蓄積が気になります。相手に受け止められる一方で、スターミーのダメージが蓄積すればジリ貧となります。
このリスクを抑えるのが圧力をかけられるポケモンを味方に採用することで、スターミーが受けられる相手に対し圧力をかけられるポケモンを入れることで、相手が受けることで得られるリターンを軽減させます。圧力をかけるポケモンとして有力なのは物理攻撃主体のポケモンですが、その場合パーティーに攻撃主体のポケモンが多くいるため、速攻で相手を倒さないとこちらへのダメージ蓄積が早くなりがちです。
・こだわりスカーフ
一見してタイマンで勝てそうでも相手が「こだわりスカーフ」を持つことで勝つ負けるの関係が逆転することがあります。このリスクを取り除くには、こちらも「こだわりスカーフ」を持たせるのが一つの手です。スターミーよりも素早さ種族値の高い相手に対しても有効で、相手が「こだわりスカーフ」持ちでなければ先手をとることが可能となります。
ただし、この道具を持たせるときは、技の重みが増えないこと、読み間違えて相手に受けられたときに交換を迫られることが多い、というリスクも持つことになります。
・ダメージ蓄積を減らす工夫
スターミーを場に出す際のダメージ蓄積を減らす方法の一部を下記で紹介します。
・リフレクター、ひかりのかべ
・スターミーが耐性を持つ技を誘発できるポケモンの使用
・後攻バトンタッチ、とんぼがえり
・先発で出す、ポケモンが倒されたあとに出すことによるダメージを受ける機会の減少
・「みがわり」の利用価値
「みがわり」は相手が交換するときに使えばリターンを得られることが多い技です。相手が遅いポケモンなら、身代わりが破壊されるターンと次のターンの2回攻撃チャンスがあり、相手が「こだわりスカーフ」持ちなら、身代わりが一度技を受けたうえでその技に応じた対処法を取りやすくなります。
相手がこちらに対し後手なら「どくどく」→「みがわり」連発の流れに持っていくのも有効です。「みがわり」連発の間の毒のダメージ蓄積で相手を一発圏内まで削ることができれば理想で、特殊技の破壊性能を上げる「ヤタピのみ」と相性がいいです。
行動不能わざと組み合わせるのも有効で、相手ポケモンが混乱で自分へ攻撃、麻痺で動けない、などで1ターン無駄にすると身代わり人形が残ります。
ハピナスなどの特殊耐久の高すぎる相手には、技を受け止められる+みがわりのHP消費が重なりリスクの方が大きくなりがちです。
【みずタイプに対して】
みずタイプを持ち、攻撃技のバリエーションが多いスターミーは対みずタイプのポケモンでもそこそこの性能を発揮します。特に攻撃技がみず、こおりタイプだけの相手には有利ですが、苦手とする要素も多いです。
・苦手な要素
・弱点:
でんき: ランターン、ラプラスなど。めざめるパワー電気は所持非所持が分かりづらいです。
くさ: ルンパッパなど。
むし: アズマオウなど。
ゴースト: ヤドラン、シャワーズ、スイクンなど。
あく: シザリガーなど。
・眠り:
「さいみんじゅつ(ミロカロスなど)」「あくび(ヤドランなど)」など。交換際に決められることで、スターミーが攻撃できなくなります。「しぜんかいふく」発動前はスターミーは行動できないため、相手はスターミーに対処しやすくなります。
・毒:
スターミーの攻撃技がみず、こおりで固められているときに毒を受けると、ダメージ蓄積が大きくなりがちです。
・めいそう、ドわすれ、ひかりのかべ:
攻撃能力を上げられないスターミーにとって、特殊耐性を上げられるとまずいです。「めいそう」は「じこあんじ」を入れることで対処可能です。「どくどく」によってダメージ蓄積させるのも一つの方法です。
・ミラーコート:
スターミーの技が特殊技で固められているとき対処しにくい要素。リスク軽減には「みがわり」を入れるなど。
・一撃必殺:
交換際以外は「みがわり」で対処可能。ジュゴン、トドゼルガは「アンコール」所持の可能性もあります。
【特殊受けに対して】
・どこから破壊するか
スターミーにとっては特殊受けに止められがちなことが大きな課題となります。相手を全滅させる際、どこから破壊するかをパーティーの方針として考える必要があります。特殊受けから破壊するか、特殊受け以外から破壊するか。
・特殊受けから破壊する場合
・明示的な破壊:
ダグトリオ、「おいうち」などによる破壊。事前に破壊性能の低い技を「アンコール」するなどの補佐が有効ですが、これだけの準備を整えるのは3体戦では難しく6対戦向きの対処法です。
・高火力技での破壊:
他の特殊攻撃主体のポケモンで「だいばくはつ」「がむしゃら」などで倒す方法。これが決まれば、スターミーが活躍しやすい環境を作れます。
・特殊受け以外から破壊する場合
・後続サポート:
スターミー自体ではダメージを蓄積させるのが難しいため、特殊受けを対処できるポケモンのサポートができる技をいくつか入れるのが一つの手です。「リフレクター」「ひかりのかべ」、「どくどく」によるダメージ蓄積(2ターンで3/16)など。
・交換読み交換:
特殊受けを交換するタイミングを読んで、それを対処できるポケモンを場に出すのも、ハイリスクハイリターンではありますが一つの手です。