ゲンガー育成論

特徴 / 活用法 / データ

特徴

【能力面の特徴】


・攻撃面

 特攻が高めです。ただし、タイプ一致技で最高威力の「ヘドロばくだん」でも威力90のため、特攻の高さの割には若干破壊性能に欠けます。破壊性能の高さだけをいうなら、特攻252振りのゲンガーの「シャドーボール」とマルマインの「かみなり」なら後者の方が若干上。

 攻撃種族値は低いものの「きあいパンチ」「だいばくはつ」などの高威力技がいくつかあります。ただし、どちらも攻撃に努力値を注がないと、高い破壊性能が得られないです。そのため、物理攻撃技を入れる場合は、他の能力の努力値を割く必要性が高くなります。

・防御面

 耐久関係の種族値は低いです。等倍以上となるタイプの技は2発圏内に入ることが多いと言えます。一方、タイプ相性で軽減できるタイプは多いです。
 耐久が低いとはいえ、タイプ一致の攻撃でも道具補正がなく等倍ならば1撃耐える場合も多いです。耐久面に努力値を配分することで、1発耐えられる対象を増やすと行動機会の増加につながります。

・タイプ不一致物理威力100 道具補正×1.5:
  耐久無振り時: 攻撃種族値109以下の相手なら確定2発以上。
・タイプ不一致特殊威力120 道具補正無し:
  耐久無振り時: 特攻努力値無振り 特攻種族値98以下の相手なら確定3発以上。

活用法

【性能評価】

・技の破壊性能だけで見たタイマン性能

 特殊技の「シャドーボール」「きあいだま」は非常に相性がよく、これらを同時に半減できるポケモンはいません。そのため、多くの相手に満遍なくダメージを与えるポテンシャルは有しています。ただし、弱点をついたり、道具補正が無いと数発以上かかるケースも多いため、タイマンで殴りあうと負けるケースや、相手が「こだわりスカーフ」を持つことで負けるケースも想定されます。
 また、特殊耐久の高い相手に対しては、特殊攻撃のみだと与ダメージ量が少なくなります。例えば、耐久無振りハピナスに対し、特攻252振りゲンガーの「きあいだま」で32.1〜38.2%ダメージ。ただし、物理攻撃の強い攻撃手段も有し、特殊耐久の高い相手にも大ダメージを見込める技を有しています。
 耐性を持つポケモンがいないこと、特殊耐久の高い相手にも大ダメージを見込めることから、相手側からすると受けるという方向性での対処はしにくいポケモンだといえます。

・場に出す機会

 ゲンガーは耐久性能が低いため、行動できる機会を増やすなら、半減技読み、無効技読みで場に出す、あるいは後攻とんぼがえり、死に出しなどを活用するのが有効です。これらが決まったときに得られるリターンは大きいですが、読みのリスク、味方への負担と味方が負担を行うことによるパーティーへの圧迫も考える必要があります。

・ゲンガーの与える脅威

 ゲンガーは高い素早さ種族値と高い破壊性能、多くの厄介な補助技を有しているため、安全に対処できるポケモンはごくごく限られています。特に、ゲンガーが先手となる場合に、相手に脅威を与えることが可能です。先制での「みちづれ」による1・1交換、「さいみんじゅつ」での眠らせ戦法、「だいばくはつ」など。先手で厄介な補助技を出せるのがゲンガーの魅力の一つと捉えることができます。
 一方、技を当てたい相手にこれらの技が当たるかどうかは別問題です。複数催眠禁止ルールの場合、狙った相手以外を眠らせたせいで、眠らせたかった相手を眠らせる余地すらなくなる場合。あるいは、ハピナスなどを誘って「だいばくはつ」を決めるつもりが、捨て駒を交換で出される可能性なども考慮する必要があります。

・先制技に対して

 耐久面で不安のあるゲンガーは、タイマン戦では1ターン目に等倍の攻撃を受け、2ターン目に先制技を使われることで、倒される可能性があります。あるいは、相手を一体倒したあとに、これらのポケモンを出される可能性など。
 「ふいうち」に対しては「みがわり」でリスク軽減可能、各種先制技に対しては威力が低いことに乗じて味方に交換等の対処法があります。

・あくタイプに対して

 「ふいうち」「おいうち」の組み合わせを使用できるポケモンがいます。幾つか挙げると、「ドンカラス」「アブソル」「ミカルゲ」など。
 これらに対しては、「みがわり」「さいみんじゅつ」を使う手もありますが、アブソルは「マジックコート」を習得可能だったりと、リスクを抑えこむことのは非常に難しいといえます。

【その他】

・のろい

 「のろい」はHPの半分を消費する非常にリスクの大きい技です。ただし、この技が決まった相手はHPが毎ターン最大値の1/4削れるため、大きなダメージ蓄積や交換力に貢献できると考えられます。特に交換を前提とするプレイヤー相手の場合、相手の交換時に行動アドバンテージを得やすくなります。
 ゲンガー自身の破壊性能を「ヤタピのみ」で増加させたり、わざと技使用の際のHP消費で倒れることで次に出す味方ポケモンを有利にしたり、耐久型ポケモンに対し「のろい」をかけソーナンスにつなぐなど様々なパターンを考えることができます。
 一方、相手が破壊性能の高いポケモンで攻撃し続けてくる場合は、こちらへのダメージ蓄積量が大きくなることも考えられます。

・くろいまなざし

 ゲンガーよりも足の遅いポケモンに対し有効だと考えられる技。攻撃主体のポケモンを拘束し、「みちづれ」を連発したり「ほろびのうた」を使用する戦法は単純ながら決まったときのリターンは大きいです。「みちづれ」のPP値が低いのが問題点です。

・みがわり

 相手が交換するときに決まると有効度の高い技。
 「おいうち」のリスクを軽減したり、「きあいパンチ」を利用する構成で相手交換時に決まると次のターンの行動が保障されるなどの利点があります。
 「きあいパンチ」と併用する場合は、これだけで技スペース二つを消費するので、いざというとき相手へのダメージソースに困りやすいことや、「きあいパンチ」を連発しにくいなどの事情で一度控えに戻した場合、再度場に出す際の機会確保やダメージ蓄積に気を配る必要があると考えられます。「きあいパンチ」は特殊受け破壊が主な目的となりますが、それ以外のことを担当させる自由度は減ります。一度「きあいパンチ」がばれた後や特殊受け破壊成功後は、ヨノワール、メタグロスなどに対しどう対処するか、あるいはゲンガーを捨て駒にする可能性まで考える必要があります。
 一方、技スペースの圧迫につながる他、この技で自らにダメージ蓄積を課すことが欠点であり、相手が交換せず居座った場合は特にディスアドバンテージとなります。また、「アンコール」も難点の一つです。

客観データ

基礎データ
【タイプ】ゴースト
どく
【特性】ふゆう
種族値
HP: 60
攻撃: 65
防御: 60
特攻: 130
特防: 75
素早: 110
合計: 500
タイプ相性
○ : ゴースト
エスパー
あく
△ : くさ
▲ : どく
むし
× : ノーマル
かくとう
じめん (注:ふゆう)
主な攻撃技
タイプ 物理 特殊
ノーマルだいばくはつ
かくとうきあいパンチ / かわらわりきあいだま
どくどくづきヘドロばくだん
じめん

ひこう

むし

いわ

ゴーストシャドークロー / シャドーパンチシャドーボール
はがね

ほのおほのおのパンチ
みず

くさ
エナジーボール / ギガドレイン
でんきかみなりパンチかみなり / 10まんボルト
こおりれいとうパンチ
エスパー
サイコキネシス
ドラゴン

あくふいうち / しっぺがえしあくのはどう
技スペック
どくどく
おにび
さいみんじゅつ
あやしいひかり
いばる
あくむ

じこあんじ
くろいきり
にほんばれ
あまごい

トリックルーム

さしおさえ
なげつける
スキルスワップ

ちょうはつ
いちゃもん
よこどり
うらみ
のろい

カウンター
くろいまなざし
ほろびのうた
みちづれ
おんねん