補助技簡易解説
補助技には様々な種類のものがあり、その効果も多種多様です。
一定確率で発動する攻撃技の付加効果と比べると高い確率で効果が得られ、技によっては自身のサポートになるだけでなく後続のポケモンの補佐にもなりえます。ただ、補助技を使用するのに一ターン使用することから、この効果が空振りしてしまうとこちらが一ターンまるまる損をしたことになります。例えばヘラクロスが「つるぎのまい」を使ったターンに相手がボーマンダに交換してしまったので次のターンでヘラクロスを交換せざるを得なくなるなど。
また、技スペースを圧迫することから潰し範囲が狭まること、そして技スペースを全て回復技、補助技で占めると「ちょうはつ」に弱くなることには注意が必要です。
状態異常
□どく状態にする技(「どくどく」、「どくのこな」など)
毒を与えることでダメージを少しずつ与えられるので攻撃技で与えなければならないダメージ量が減る分、潰せる範囲が広がり、また相手の受けの範囲が狭まります。「どくどく」の場合はダメージがどんどん増えていくので相手の「ねむる」の発動を促しやすいです。再生回復のポケモンは放っておくとどんどんダメージが大きくなるのでいずれ倒れますが一度でも場から退くと次に与える毒のダメージが1/16からに戻ることに注意が必要です。
□やけど状態にする技(「おにび」)
やけどにすることでダメージを少しずつ与えられるので相手の受けの範囲を狭めることができます。また、物理攻撃メインのポケモンの潰せる範囲を非常に狭めることができます。
□まひ状態にする技(「でんじは」、「しびれごな」など)
素早さを下げる効果があるので素早さの逆転により潰し潰されの関係の逆転をねらうことができます。また、麻痺したポケモンは一定確率で行動できないので、相手に行動できないターンができるとこちらがそのターンの数だけ得することが出来ます。
□ねむり状態にする技(「キノコのほうし」、「ねむりごな」、「あくび」など)
眠っている相手はほとんどの技を発動できないので相手が眠っている間、こちらはほとんどの場合で安全に行動できます。相手の潰し速度を一気に落とすことができます。
□こんらん状態にする技(「あやしいひかり」、「いばる」など)
運しだいで自分を攻撃するので、相手が攻撃したターンはこちらが1ターン相手より多く安全に行動できることになります。相手が自分自身を攻撃することで倒すのに必要なダメージ量が減るため潰しやすくなります。
□状態異常を回復する技(「アロマセラピー」、「リフレッシュ」など)
状態異常の不利な状態から回復できます。「アロマセラピー」、「いやしのすず」は「ねむる」を使い眠ったポケモンを無理やり起こすといった使い方もできます。
□状態異常を防ぐ技(「しんぴのまもり」、「マジックコート」)
予め状態異常を防ぐ状態を確保できます。「しんぴのまもり」の場合は後続のポケモンを状態異常にしたくない場合の補佐に使うことが出来ます。
状態変化
□メロメロ
相手との性別が異なるという限定的な状況でしか効果がありませんが、一度メロメロ状態にすると一度場から相手が退くまで効果があるのが混乱に勝る所です。相手がメロメロで行動できないターンはこちらが1ターン得することが出来ます。
□やどりぎのタネ
ダメージを少しずつ与えられるので相手の受けの範囲を狭めることができます。更にHPの回復もできます。
能力変化
□攻撃、防御、特攻、特防ランクを増減させる技(「つるぎのまい」、「あまえる」、「きんぞくおん」、「はらだいこ」など)
自身の攻撃、特攻ランクを上げる技は自身の潰せる範囲を増やすことができます。相手の防御、特防ランクを下げる技は自身の攻撃面のサポートになるほか後続の補佐にもなります。
自身の防御、特防ランクを上げる技は自身の受けられる範囲を増やすことができますが急所に攻撃を当てられると崩されやすいです。相手の攻撃、特攻ランクを下げる技は自身の受けられる範囲を増やすほか後続の補佐にもなります。
□素早さランクを増減させる技(「こうそくいどう」、「こわいかお」など)
自身の素早さを上げることで潰し潰されの関係を逆転させる可能性があります。相手の素早さを下げた場合は後続の補佐にもなります。
□二つ以上の能力ランクを増減させる技(「のろい」、「くすぐる」、「めいそう」、「りゅうのまい」など)
素早さを増減させる効果により潰し潰されの関係が逆転したり、攻撃、防御が同時に上がることで潰し範囲を広げつつ受け範囲を広げることができます。
□命中、回避ランクを増減させる技(「かげぶんしん」、「すなかけ」、「あまいかおり」など)
自身の回避を上げる、あるいは相手の命中を下げることで一定確率で相手の技が外れるので、外れた時は1ターン得することができます。相手の回避を下げる技は命中の低い大技を当てやすくでき自身のサポートのほか後続の補佐になります。
□相手と同じ能力ランクにする技(「じこあんじ」)
相手と同じ能力ランクになる、つまり能力ランクの差が無くなるので、潰し潰されの関係が本来の能力値によるものになります。相手の攻撃 or 特攻ランクがかなり上がっている時は先手を取って出していかないと「じこあんじ」する前に相手に倒されたり大ダメージを受ける危険性があります。うまく「じこあんじ」出来た後は「ほえる」などを使うことでこちらだけがランクが高い状況を作り出せます。
□能力ランクを元に戻す技(「くろいきり」)
能力ランクが元通りになり潰し潰されの関係が本来の状態に戻ります。
□回避ランクを元に戻す技(「みやぶる」、「かぎわける」など)
相手の回避アップにより行動ターン数に差がつく状況を破ることが出来ますがこの技を使うにも1ターンかかります。
ゴーストタイプにノーマル、かくとうタイプの技が当たるようになる効果もあります。
□急所にあたりやすくなる技(「きあいだめ」など)
自身のサポートになり、一定確率で急所に当てることで潰し潰されの関係が覆ることがあります。また、防御 or 特防ランクを上げてくる相手も急所に当てることで突破しやすくなります。
□能力降下を防ぐ技(「しろいきり」)
予め能力降下を防ぐ状態を確保できます。後続のポケモンの能力を下げられたくない場合の補佐に使うことも出来ます。
□壁(「リフレクター」、「ひかりのかべ」)
「リフレクター」は相手の攻撃を、「ひかりのかべ」は相手の特攻を半分にしてダメージ計算を行ないます。受けの範囲を広げることができ、自身のサポートのほか後続の補佐にもなります。
タイプ相性変化
□自身のタイプを変える技(「テクスチャー」、「テクスチャー2」、「ほごしょく」)
自らのタイプを変えることで潰し潰されの関係を変えます。
□特定タイプに強くなる技(「どろあそび」、「みずあそび」)
ある特定タイプに対して強くなり受けられる範囲が増えることになります。
□特定タイプを強化する技(「じゅうでん」)
次のターンに使うでんきタイプの技の威力を倍増させます。ミラーコートを使う相手を一撃で倒したい時など限定的な状況では有効です。
特性、道具などに作用
□特性に作用する技(「スキルスワップ」、「なりきり」)
共に特性を変化させます。特性の変化の仕方により潰し潰されの関係に影響が出ることがあります。
□道具に作用する技(「トリック」、「リサイクル」)
道具に作用します。相手に「きょうせいギプス」を押し付けて潰し潰されの関係を逆転したり、「こだわりハチマキ」を特殊技メインのポケモンに押し付けたりして相手の柔軟性を奪うことができます。リサイクルは使い方によっては潰し潰されの関係を変えることができます。
技制御
□「アンコール」
相手の行動を技一つと交換の二択にでき、アンコールする技しだいではこちらが数ターン安全に行動できたり、相手に対し交換力を発生させたりすることができます。この技を持ったポケモン自体が相手ポケモンに対する補助技の使用を抑制できます。
□補助技抑制(「ちょうはつ」、「よこどり」)
相手の補助技の使用を抑制します。一方的にこちらが能力ランクを上げる体勢を作ったり、相手の回復を妨げたりできます。「ちょうはつ」は使用した次のターンにもその効果が残ります。
□「いちゃもん」、「かなしばり」
相手の技を抑制することで相手の潰し能力を一時的に下げたり、様々な戦略を抑制することができます。
□「ふういん」
相手の技を抑制することで潰し潰されの関係を変えたり回復を抑制することができます。
身代わり
□「みがわり」
HPの最大値の1/4を消費して身代わり人形を作ります。相手が補助技を使ったり交換した場合は一部例外的な状況を除いて身代わりを維持できます。相手は一度身代わりを破壊しないと本体にダメージを与えられないので、一回余分に攻撃する必要があり必然的に有利になります。相手が「ほえる」などの強制交換力のある技を使ってきた場合や「アンコール」のように身代わり状態でも無効化できない効果があるので注意が必要です。
相手が攻撃してきた場合でも「ホネブーメラン」などの技でない場合は身代わりが破壊されるだけなのでHPに余裕がある状況では少なくとも倒されない状況を確保することが出来ます。これを利用して毒、宿木の種などの定数ダメージを一方的に与えたり、HP調整を利用した戦術(「きしかいせい」、「もうか」の特性。カムラのみの発動など)と組み合わせることで潰し潰されの関係を一変させることが可能です。
ちなみに身代わり状態はバトンタッチで引き継ぐことのできる効果です。
絶対防御系
□「まもる」、「みきり」
連続で使わなければ確実に成功し相手から受ける攻撃を無効化します。毒や火傷のダメージを一方的に負わせたいときや食べ残しで安全に回復したい時に有効です。大爆発をかわしたり、拘りポケモンの技を確認してから安全に受けられるポケモンに交換することで相手の潰し速度を遅らせるといった使い方もあります。
□「こらえる」
ダメージは受けますが、それによりHP1以下になることはありません。HP1であることを利用した戦術(「きしかいせい」、「もうか」の特性。カムラのみの発動など)と組み合わせることで潰し潰されの関係を一変させることが可能です。
交換制御
□強制交換させる技(「ほえる」、「ふきとばし」)
相手を強制的に交換させます。相手の積みを解除したり、相手が交換や補助技を使ったターンに強制交換して「まきびし」や毒のダメージを一方的に負わせたり様々な使用法があります。
□交換を抑制する技(「くろいまなざし」、「クモのす」など)
相手の交換を抑制します。潰すことの出来る相手に対しこれらの技を使うことが出来れば相手を倒すことが出来ます。相手を一体倒して相手チームの受けの範囲を確実に狭めたい時に有効です。なお、この効果はバトンタッチで引き継げます。
後続補佐
□「バトンタッチ」
能力変化など様々な状態を引き継いだ状態でポケモンの交換ができます。後続の潰し範囲を非常に広くしたり本来の潰し潰されの関係を変えたりと様々なことができる技です。
「くろいまなざし」、「みがわり」など能力変化以外のものも数多く引き継げます。
□(「おきみやげ」、「おんねん」)
自身が瀕死になる代わりに相手に非常に大きなマイナス効果を与える技です。「おきみやげ」は相手の潰し範囲を狭めた状態で後続をダメージを受けることなく安全に出せ、「おんねん」はPP値を0にするので相手の潰しの範囲を狭めることができます。
まきびし
□「まきびし」
相手が場に出たタイミングでダメージを与える(ひこうタイプ、特性「ふゆう」は除く)ので、それでHPが減少する分、相手の受けの範囲が狭まります。
天気変更
□天気を変更する技(「にほんばれ」、「あまごい」、「すなあらし」、「あられ」)
天気を変えることで自身のサポートになるほか、後続の補佐にもなります。一部のポケモン、技に大きな影響を及ぼし、状況によって大きく潰しができる範囲が変わったり潰し潰されの関係が逆転します。場全体に効果があるので相手が有利になったりすることもあるので注意が必要です。
条件付きで一撃で倒す技
□「ほろびのうた」、「みちづれ」
相手を一撃で倒すポテンシャルを持つ技です。うまいこと相手を倒せれば相手の受けの範囲が狭まります。また、これらの技の所持により相手の潰し速度を抑制したり交換を促したりもできます。
自身のサポート
□次の技を必中にさせる技(「ロックオン」など)
次の技を必中にするのでハイリスクハイリターンの技を当てやすくなります。また、その効果から相手の交換を促すこともできます。
□「ねをはる」
どちらかというと回復技の部類で毎ターン最大HPの1/16ずつ回復します。交換できなくなる効果があり、相手からの強制交換(「ほえる」など)も効かなくなります。
なお、この効果はバトンタッチで引き継げます。
技発動
□「ねごと」
自身の持つ「ねごと」以外の技を眠っている間に発動します。この効果で「ねむる」が発動しても失敗に終わるので注意が必要です。眠っている間、相手が自由に動くことができるのを抑制できます。
□「ねこのて」
味方の持つ技のいずれかがランダムで発動しますが、優先度が変わる技(「でんこうせっか」、「まもる」など)は発動する技候補に選ばれません。
□「ものまね」
相手が最後に出した技を自分のものとし、戦闘中のみその技を出せるようになります。
□「しぜんのちから」
地形によって効果が代わる技です。
□「オウムがえし」
相手の出した技で反撃します。
□「ゆびをふる」
ランダムで他の技が発動します。
ダメージを与える効果
□「のろい」
自身のHPの半分を削って相手に呪いをかけ毎ターン最大HPの1/4を削る状態にします。HPが半分に満たない状況でも発動できますがその時は使用後に瀕死になります。相手の受けの範囲を狭め後続の補佐にもなります。
□「あくむ」
相手が眠っている時にのみ効果を発揮し相手を悪夢状態にします。毎ターン最大HPの1/4を削る状態にします。相手の受けの範囲を狭め後続の補佐にもなります。
□PP値を削る技する技(「うらみ」など)
相手のPP値の低い技を削ることによって攻撃技を使用できる機会を減らせます。Pを削りきることができたら相手の潰しの範囲が狭まることになります。
その他
□「へんしん」
相手ポケモンに変身します。
□「たくわえる」
「たくわえる」使用後に「のみこむ」、「はきだす」の効果が発動するようになりコンボとなります。
□味方をサポートする技(「てだすけ」、「このゆびとまれ」)
ダブルバトルで力を発揮する技です。共に優先度の高い技でターンはじめに繰り出せます。
□対戦時に効果のない技(「はねる」、「テレポート」)
これらの技は対戦中に使っても効果がありません。「わるあがき」の発動を遅らせたり、緊迫した空気を和ませるくらいの効果はあるのかも。かつてのポケモンリーグ全国大会出場者も覚えさせていたほどの実力のある技。