素早さに影響を与える道具

last update:2007/05/06

素早さに影響を与える道具をピックアップして、有効な使い方を解説します。
この文章では対戦を行う二人のプレイヤーをP1(こちら)とP2(相手側)で表現しています。

こだわりスカーフ / くろいてっきゅう / きょうせいギプス、パワー○○ / せんせいのツメ / こうこうのしっぽ / カムラのみ

こだわりスカーフ

【効果】

素早さが1.5倍になる。しかし、場に出たとき初めに出した技しか出せなくなる

【長所】

・能力アップ技に依存せずに場に出た直後から1.5倍の素早さを発揮できる
・素早さ種族値の高い相手に先手を取れる可能性がある

【短所】

・ダメージが今一つな相手を出されると、技変更ができないことから倒されるまで攻撃か交換かの二択となり不利となる
・技を出す時に「まもる」を使われたり、「みがわり」状態を作られると本体にダメージを与えられないうえに出す技がばれる
・攻撃面の上昇がない分一撃の重みに欠け、耐久性能が高い相手に止められやすい
・「かなしばり」を受けたターンは技を出せず、次ターン以降「わるあがき」しか出せなくなる

【流しをする際の負担軽減】

・攻撃を受ける機会を減らす

 P1が流しをする際、P2の場にいるポケモンに対し先手を取れれば、場に出して攻撃機会を得られるまでに1回しか攻撃を受けません。 後手ならば行動するまでに2回攻撃を受ける機会がありますが、回数が減る分、流しの負担が減るといえます。 この使い方をする場合は、仮想敵に対し素早さ種族値が劣っているけれど、道具の効果で先手後手を逆転できるときでないと意味がありません。また、流しとしての使用なので攻撃面の増強がなくても流しをできる破壊性能が必要となります。

・リスク評価

 攻撃面の増強がなく一撃の重みに欠けるのでP2の適切な交換に弱く(交換読み交換も含む)、一度ダメージの通りにくい相手に交換されると不利となります。 特に、流しとして場に出した際、P2のポケモンに身代わり人形を作成されると、身代わり人形を破壊されるまではP2側の安全が保障されている上P1が技変更できない状態で身代わりを破壊する技を見た上でP2は後の行動を決定できるので圧倒的に不利となります。 「みがわり」に非常に弱いことに注意する必要があります。

【流されにくくする】

・攻撃機会を増やす

 P2が流しポケモンを出したとき、P1のポケモンが先手を取れるなら、P2が攻撃機会を得るまでに2回行動できることになります。 2発圏内に入っている場合はP2の交換を読んで効果的な技を出すことに成功すれば流しポケモンを返り討ちにすることが可能となります。 よって、広範囲に効果的にダメージを与えられるポケモンと相性がよいです。 2回行動機会を得られることから、「こだわりハチマキ」「こだわりメガネ」の1.5倍よりも射程が延びているといえます。

・P2からの強制交換力

 P2が流しを行う際、P1がP2を2発圏内にできていない、P2からの強制交換力が強くかかっている。この状況下では、P1側はP2交換際に1回の攻撃を当てたあと場からひかないといけないケースが多く1回しか攻撃機会を得られないので、はじめから多くのポケモンを2発圏内に出来るほどの破壊性能、あるいは弱点をつく技のバリエーションがあるポケモンとの相性がよく、2発圏内までに削る下準備(攻撃技によるダメージ蓄積、「ステルスロック」による削り等)も重要です。

・リスク評価

 交換読み行動をするか、居座った相手に強い行動をとるか。P1側は読み外した場合、効果的にダメージを与えられない上に技変更できないことから不利となります。 P2の流しが複数いるとき、流しへの交換読み行動が成功する確率は低くなり、P2側のポケモンが居座る可能性さえあるので更に読みの難度が上がりリスクが高くなります。

【素早く破壊性能の高いポケモンを倒す】

・先手後手逆転

 素早さと攻撃性能の高いポケモンは耐久面に努力値を配分していないことが多いです。よって、攻撃面の増強がなくても比較的よくダメージが通るケースが多いです。そのため、先手後手逆転により攻撃機会を多く得られるようになる「こだわりスカーフ」は対策として有効で、仮にP2側のポケモンをP1側のポケモンが2発で倒せるならばP2の攻撃を1発耐えられればP1側がタイマンで勝てることとなります。
 全抜き阻止手段としても有効で、素早さの高い相手に対して攻撃機会を得やすいのが利点です。

【行動機会を得る】

・邪魔されずに行動できる

 道具の効果で先手をとれる場合は、P2の攻撃を受ける前に行動機会を得られることとなります。
 「あまごい」で雨を降らす、「トリック」「すりかえ」「はたきおとす」で道具面で優位に立つ、「さいみんじゅつ」を使うなど様々なことが考えられます。補助技使用の際は「トリック」「すりかえ」使用時以外は技変更できないことに注意する必要があり、残りのポケモンでそれを補うことができないと意味がありません。

・とんぼがえり

 先手をとることで、ただ交換するだけでなくダメージ蓄積させた上での交換が可能です。相手が交換した場合それを見てから交換できるのも強みです。

くろいてっきゅう

【効果】

素早さが0.5倍になる。「ひこう」タイプ、「ふゆう」特性のポケモンは地面技が当たるようになる

【長所】

・行動順番の調整が出来る

【短所】

・素早さが下がり、潰されやすい
・「ひこう」タイプ、「ふゆう」特性の地面無効化がなくなる

【先手後手調整】

・素早さを調整する

 ただ、後手を取れるようにするだけなら「こうこうのしっぽ」を持たせればよいので、この道具を持たせて意味があるのは、ある特定の相手には後手を取りたいけれど、先手をとりたい相手もいる時です。

【道具交換】

・相手に押し付ける

 「トリック」「すりかえ」による道具交換で素早さの高い相手の素早さを奪うと、先手後手の関係が変わり潰しやすくなります。
 また、マッスグマ、ミミロップ等、エアームド、ドータクン等により対処される可能性のあるポケモンは、道具交換に成功すると後続の補佐となります。

きょうせいギプス、パワー○○

【効果】

素早さが0.5倍になる

【長所】

・行動順番の調整が出来る

【短所】

・素早さが下がり、潰されやすい

【先手後手調整】

・素早さを調整する

 ただ、後手を取れるようにするだけなら「こうこうのしっぽ」を持たせればよいので、この道具を持たせて意味があるのは、ある特定の相手には後手を取りたいけれど、先手をとりたい相手もいる時です。

【道具交換】

・相手の素早さを奪う

 「トリック」「すりかえ」による道具交換で素早さの高い相手の素早さを奪うと、先手後手の関係が変わり潰しやすくなります。

せんせいのツメ

【効果】

20%の確率で相手よりも先に行動できる

【長所】

・本来、先手をとれない相手からも先手が取れる可能性がある

【短所】

・発動するかどうかが運次第

【攻撃回数の確保】

・死に際の一撃

 P1のポケモンがP2のポケモンに先手をとられ一撃で倒される状況でも、この道具が発動すれば本来確保できない攻撃機会を一度持つことができます。確実性には欠けますが、発動したときのリターンは大きいです。

・先手をとれることで優位に立てる技

 「でんじは」「さいみんじゅつ」などを「みがわり」人形を作られる前に発動したり、相手が前のターンに出した補助技を「アンコール」したりできると優位に立てます。確実性には欠け狙って出すことはできず上手くいかなかったときのリスクも評価する必要はありますが、発動したときのリターンは大きいです。

・超ハイリターン技と組み合わせる

 絶体絶命の状況でも「せんせいのツメ」+「ぜったいれいど」などで一発逆転が狙える場合もあります。リターンを得られる確率は非常に小さいものの、成功した際のリターンの大きさは絶大です。

こうこうのしっぽ

【効果】

必ず後攻となる。相手よりも優先度の高い行動をしたときには先手をとれる

【長所】

・後攻で技を出せることを生かした戦術を取れる

【短所】

・素早さが下がり、潰されやすい

【後攻利用】

・無償交換

 「とんぼがえり」「バトンタッチ」などを後手で出すことで相手の行動を見たあとに交換でき、交換後のポケモンをノーダメージ(定数ダメージ除く)で場に出すことができます。

・しっぺがえし

 後手で攻撃することで、「しっぺがえし」の威力が上がります。

・ターン終了時の行動利用

 後攻で「みがわり」「にほんばれ」などをすることで、次のターンはこれらの効果がある状態ではじめることができます。
 相手に先手での行動機会を与えるので、補助技使用の際は「ちょうはつ」に注意する必要があります。また、技を出す前に倒されると全く意味がないので、それなりの耐久性能が必要です。

【道具交換】

・相手の素早さを奪う

 「トリック」「すりかえ」による道具交換で素早さの高い相手の素早さを奪うと、先手後手の関係が変わり潰しやすくなります。

カムラのみ

【効果】

HP1/4以下になった直後に発動。素早さが一段階上がる

【長所】

・「こだわりスカーフ」と異なり、技変更可能

【短所】

・常時効果があるわけではない

【発動のさせ方】

・こらえる

 「こらえる」使用HPを1にできます。
 麻痺や毒などの状態異常にさせられないように注意が必要です。

・みがわり

 「みがわり」でHPを削ることで、本体がダメージを受けない状態を維持しつつHPを削ることができます。

・リミッター

 敵の攻撃を受けて、HPが1/4以下になるような耐久調整。
 ただし、敵の持ち物などにより簡単にダメージ計算が狂うので、実現は難しいです。

【HPが少ない状態で効果を発揮する手段と組み合わせる】

・状況により高威力となる技

 「きしかいせい」「じたばた」などの技を使うと先手を取れる状態で威力200の攻撃を繰り出せます。
 ただし、効果が今一つの相手に止められやすかったり、「すなあらし」各種先制技には弱いので注意する必要があります。

・一部の特性

 「もうか」などの特性で、破壊性能を上げることが出来ます。「にほんばれ」等との組み合わせで更に強力になります。

・がむしゃら

 相手のHPを一気に削ることができます。攻撃性能の低いポケモンでもできるのが利点です。

【後攻「みがわり」】

・身代わり人形を残す

 後攻で「みがわり」を作成してHPを削り、「カムラのみ」を発動させることで、次のターン、先手後手が入れ替わった上に身代わり人形が残っている状態を作ることができます。この状態を作ったあとは、「がむしゃら」「バトンタッチ」等を使うのが有効です。