おいうち

あくタイプ / 物理
威力40 / 命中100 / PP20 / 直接攻撃
相手が交換した際は、交換前のポケモンに威力倍の攻撃を加える

習得可能なポケモン

□タイプ一致
バンギラス(134) / アブソル(130) / ドンカラス(125) / マニューラ(120) / スカタンク(93) / ミカルゲ(92) / ヘルガー(90) / ドラピオン(90) / ブラッキー(65)
□タイプ不一致
ラムパルド(165) / ケッキング(160) / メタグロス(135) / ハッサム(130) / ヘラクロス(125) / ムクホーク(120) / ザングース(115) / ジュペッタ(115) / ドードリオ(110) / カビゴン(110) / ドクロッグ(106) / エビワラー(105) / プテラ(105) / フローゼル(105) / ケンタロス(100) / エテボース(100) / ヨノワール(100) / パラセクト(95) / カポエラー(95) / オニドリル(90) / アリアドス(90) / クロバット(90) / アーボック(85) / ジュカイン(85) / オオスバメ(85) / ニドクイン(82) / ラッタ(81) / スピアー(80) / ピジョット(80) / ダグトリオ(80) / エアームド(80) / ビークイン(80) / オオタチ(76) / メガヤンマ(76) / ノコッチ(70) / マッスグマ(70) / チルタリス(70) / ペリッパー(50)
注:括弧内の数値は攻撃種族値です

考察

 相手が交換する前にダメージを与えられるという性質から、交換のサイクルを早期に破壊したり、特定の対象を早期に倒すことが可能となります。

 「おいうち」を使えるポケモン(=A)と対象(=B)が対峙している局面で、AがBに対し先手をとれる状況のとき。Bの残りHPが「おいうち」で2発圏内(交換際に当てると1発で倒せる)、「おいうち」以外の技で1発で倒せる状態のとき、Bを交換するかしないか読み当てれば倒せる二択の状況となります。Bの残りHPが「おいうち」で1発圏内のときは、相手がいかなる選択肢を取ろうと倒すことができます。
 AがBに対し後手となる状況のとき。基本的には先手をとれるときと同様ですが、Bが交換しなかった場合は相手に行動機会を与えることに考慮する必要があります。

 このことから、「おいうち」の真価を発揮するには「おいうち」で1、2発圏内にBがいることが重要で、弱点をつけるゴースト、エスパータイプは対戦の序盤からこの状態になっていることが多いです。

流れを意識する

 AとBが対峙して、更にBが「おいうち」で1、2発圏内となる状況を作るにはどうすればよいか。これを考える際にはBを場に誘うポケモンについても考慮する必要があります。Bを場に誘うポケモン、つまりBによって対策されるポケモンをCとします。この状況を作るためにCができることは次の通り。
・攻撃技によりダメージを蓄積させる
・状態異常、状態変化にしてダメージを蓄積させる
・「いやなおと」等の技でBの防御を下げる
・攻撃ランク上昇の状態をバトンタッチで引き継ぐ
・「ちょうはつ」等により、Bが回復技、補助技を使うのを防ぐ
 Cに対して相手がBに交換するかどうかが重要なポイントで、相手にBを場に出させるために工夫が必要となります。

流れが上手くいかないとき

 CがBを場に誘い「おいうち」で1、2発圏内となる状況を作れたらAを場に出せばいいですが、その際、以下の状況で失敗となります。
・Aを場に出すタイミングで、回復技、補助技により「おいうち」で1、2発圏内でなくなったとき
・Aを場に出すタイミングで、交換読み交換をされたとき
・Aを場に出すタイミングで、Bが「とんぼがえり」「バトンタッチ」を使ったとき
・Aを場に出すタイミングで、Bが「みがわり」を使ったとき
・「おいうち」で1、2発圏内だが、BがHP満タンで「きあいのタスキ」を持っているとき
 「みがわり」や「バトンタッチ」を防ぐにはCに「ちょうはつ」を使わせるのが有効で、Cに対しBを交換で出す際に当てることができれば防ぐことができます。「とんぼがえり」を防ぐには「ふういん」くらいしかなく、これを防ぐのは現実的には難しいです。
 また、当然ながらAを場に出す際にBの攻撃を1回受ける機会があるので、これによってAが崩されない状態でないと成功しません。
 Aを場に出すタイミングで、回復技、補助技により「おいうち」で1、2発圏内でなくなったとき、次のターンBが場に居座りAの攻撃により再び「おいうち」で1、2発圏内にできることもありますが、こうなるかどうかは相手の行動次第となります。

実質攻撃力

 「おいうち」を使用できるポケモンの破壊性能の客観データとして実質攻撃力を載せています。攻撃0は攻撃努力値0、攻撃252は攻撃努力値252、攻撃252↑は攻撃努力値252で更に性格補正により攻撃が上がっているときです。全てレベル50、個体値31で計算しています。威力40で計算しているので、交換際で当てたときは2倍された値が採用されます。「こだわりハチマキ」による攻撃上昇、「いやなおと」による防御下降がある場合には、各倍率に応じて掛け算して下さい。
ポケモン 種族値 攻撃0 攻撃252 攻撃252↑
バンギラス134 3455-4065 4173-4910 4577-5385
アブソル130 3366-39604083-48044488-5280
ドンカラス125 3253-38283971-46724352-5121
マニューラ120 3141-36963859-45404240-4989
スカタンク93 2535-29833253-38283567-4197
ミカルゲ92 2512-29563230-38013545-4171
ヘルガー
ドラピオン
90 2468-29043185-37483500-4118
ブラッキー65 1907-22442624-30882872-3379
ラムパルド(165)
ケッキング(160)
165 2767-32563246-38193559-4188
メタグロス(135)
ハッサム(130)
135 2318-27282797-32913066-3608
ヘラクロス(125)
ムクホーク(120)
125 2169-25522647-31152901-3414
ザングース(115)
ジュペッタ(115)
ドードリオ(110)
カビゴン(110)
115 2019-23762498-29392737-3220
ドクロッグ(106)
エビワラー(105)
プテラ(105)
フローゼル(105)
ケンタロス(100)
エテボース(100)
ヨノワール(100)
105 1870-22002348-27632572-3027
パラセクト(95)
カポエラー(95)
オニドリル(90)
アリアドス(90)
クロバット(90)
95 1720-20242198-25872408-2833
アーボック(85)
ジュカイン(85)
オオスバメ(85)
ニドクイン(82)
ラッタ(81)
スピアー(80)
ピジョット(80)
ダグトリオ(80)
エアームド(80)
ビークイン(80)
85 1570-18482049-24112244-2640
オオタチ(76)
メガヤンマ(76)
ノコッチ(70)
マッスグマ(70)
チルタリス(70)
75 1421-16721899-22352079-2446
ペリッパー(50)50 1047-12321525-17951675-1971

「おいうち」で倒す仮想敵


 いくつかの仮想的について具体的にどうやって崩すかを紹介します。

ゴーストタイプ

 最も特攻の高いのがゲンガーで、特攻252の場合シャドーボールの実質攻撃力8167-9609。ヘドロばくだんは9188-10810。タイプ不一致威力120技は8167-9609。
 後出しすることを考えると、ゲンガーに先手を取れるポケモンの場合1発以上、ゲンガーに後手となるポケモンの場合は2発以上耐えられる必要があります。場合によっては「こだわりスカーフ」や半減木の実を持たせる必要があります。その際は、持ち物による攻撃能力上昇ができないので、予めダメージ蓄積させておく必要が高くなります。また、後手ポケモンの場合は、相手が居座った場合「みちづれ」を受ける可能性も考慮する必要があります。

 場に誘うポケモンとしてはノーマルタイプが有力ですが、様々なタイプの攻撃技を持つポケモンに対しては耐久面が低いゴーストタイプ(ゲンガーなど)が場に出る見込みは低めとなります。地面技主体のポケモンや地面技を使うポケモンの前に強引にゲンガー、ムウマージ、ロトム、フワライドが出る可能性がありますが、これは読み次第だともいえます。非常に高い見込みでゴーストタイプを場に誘うポケモンはあまりいないのが現状です。

 仮にゴーストタイプを場に誘ったとして、そのあと、「おにび」「さいみんじゅつ」を受ける可能性があることを考えると、「ちょうはつ」「しんぴのまもり」が欲しいところですが、これらを覚えるポケモンは「シャドークロー」などのゴーストタイプの弱点をつく技を覚えていることが多いため場に誘う能力が低かったり必ずしも「おいうち」で倒す必然性が無いのも確かです。また、場に誘うポケモンは「くろいまなざし」を受ける可能性があることから、「おいうち」で倒す準備を整えるために場に長居するのは危険で、ゴーストが場に出るタイミングで準備を整えるのが理想といえます。

 以上のことから対ゴーストで考える際には相手の型や読みの要素が大きく場に誘うのはなかなか難しいので、狙って場に誘うよりは万一場に出されたときに速攻で倒す手段として「おいうち」を位置づけた方がよさそうです。
 ヨノワールは防御特化の場合「おいうち」によるダメージ蓄積は小さいので「おいうち」で倒すのは難しいといえます。

ハピナス

 防御252振りで防御が上がる性格だと物理耐久力22440のため、「おいうち」により与えられるダメージ%は比較的小さくなります。
 予めダメージ蓄積させる方法をとる場合は「タマゴうみ」による回復が邪魔になりがちで、また特殊攻撃メインのポケモンの場合は格闘技を使わないと思うようにダメージを蓄積させることができません。
 「いやなおと」を使えば、相手交換際に当てることでHPが100%でも、後続の「こだわりハチマキ」持ちで1発圏内にでき、候補としては、ジバコイル / メガヤンマ / デンリュウ / オクタン / ムウマージ / ゴルダック / ハンテール / モルフォン / ドククラゲ / ランターンあたり。
 一方、「あまえる」「うたう」「タマゴうみ」等の技を封じ込める「ちょうはつ」を使う候補としては、フーディン / ゲンガー / サーナイト / アグノム / ルージュラ / ムウマージ / バリヤード / チリーンあたり。この場合は「ステルスロック」「どくびし」等によるダメージ蓄積を併用するのも有効です。