縛り

last update:2007/05/24

ダブルバトルの「縛り(しばり)」について解説しているページです。

二人のプレイヤーをそれぞれ「プレイヤー1」「プレイヤー2」とします。
プレイヤー1のポケモンがプレイヤー2のポケモンを縛っている状況について解説します。

縛りとは? / 状況別分析 / 見かけ上の縛りと現実とのギャップ / 縛りの関係が変化するとき

縛りとは?

縛りの意味は次の通りです。
相手が行動する前に先手をとって攻撃でき、かつ一撃(あるいは乱数1発)で倒せる状況
この語はGBAの頃からある造語で、縛りを意識することはダブルバトルを考察する上で有用だと考えられています。

状況別分析

いくつかの状況を抜き出して、簡易な分析を行います。
状況を簡略化して考えるため、「ねこだまし」「こらえる」などの優先度の変わる行動(ただし「まもる」は除く)は例外としています。
図の見かたは素早さと行動機会をご覧下さい。

プレイヤー2の場の両方のポケモンを縛っている状況

素早さが右図の関係になっていて、プレイヤー2の場の両方のポケモンを縛っている状況。
例えばaがcを、bがdを縛っている場合。

【行動制限の度合い】

プレイヤー2のポケモンは、「まもる」を使っても一時しのぎにしかならないため、非常に強い行動の制限をかけています。

【交換の可能性】

プレイヤー2が交換する可能性もあります。
例えば、c「まもる」d交換の場合と、c、d両方交換の場合があります。
あるいは、c「まもる」で生き残り、dを倒させて新しいポケモンを出すことで、場の勢力図(縛り縛られの関係)を変えることも考えられます。ただし、この場合、次のターンはcは「まもる」の成功率が100%でない状態となっています。

【aのみがわり】

aに「みがわり」を使わせることで、プレイヤー2のポケモンが攻撃してこなかった場合は次のターン身代わり人形を残すことができます。
プレイヤー2の両ポケモンが攻撃する可能性も考慮して、bがdに攻撃するとaが攻撃を受ける回数を最大1回に抑えられるので、cが攻撃してきても身代わり人形が破壊されるだけですみます。
この場合はaが縛っているポケモン(=c)の技をbが受ける可能性があります。

プレイヤー2の場の片方のポケモンを縛っている状況

素早さが右図の関係になっていて、プレイヤー2の場の片方のポケモンを縛っている状況。
例えばaがcを縛っている場合。

【aがcを攻撃した場合】

aが攻撃した際は、cの行動によらずaは無防備になるのでdの攻撃に注意する必要があります。
cが「まもる」以外の場合、少なくともcを倒すことができます。
cが「まもる」の場合、cへの攻撃が失敗した上、dの技を受ける可能性があります。
ただし、bがdを縛っている場合はdの攻撃を防ぎやすくなります。

【aのみがわり】

c「まもる」d攻撃の場合、「みがわり」を作っておくと一度は命の保障がされます。
c、d両者攻撃だった場合、「みがわり」作成後にa本体がダメージを受ける可能性がありますが、bがdを縛っている場合dの攻撃を防げます。

【aのまもる】

c「まもる」の場合、次のターンにcの「まもる」が失敗する可能性がある状況を作れます。
c「まもる」以外の場合、次のターンにaの「まもる」が失敗する可能性があるので、aの行動選択肢が減ります。

【aのみがわり、bのまもる】

c「まもる」の場合、aが「みがわり」を作れば、aは身代わり人形が破壊されるだけの被害ですみ、次のターンcの「まもる」成功率が100%でない状態を作れます。
c「まもる」以外の場合、bが攻撃を受ける場合は「まもる」で無効化できます。c、d両者が攻撃してきた場合はa本体がダメージを受けるケースもありえます。

【この状況の利点】

bがcに縛られていたとしても、aのcに対する縛りによりcの行動に制限をかけているので、bを動かしやすくなります。

見かけ上の縛りと現実とのギャップ

ターン開始時の状況では一見縛りの状況になっていても、、現実には様々な要因で想定どおりとならないことがあります。
いくつかの例を示します。

【構成が分からない】

相手の持ち物(特に「こだわりスカーフ」)、努力値配分などは分からないため、素早さの関係が想定と異なる場合があります。

【ダメージ計算の狂い】

縛りの状況にならない例をいくつか示します。
・道具 (半減木の実など)によるダメージ計算の狂い
・「きあいのタスキ」
・「こらえる」
・交換で出るポケモンの「いかく」などによる能力変化、「すなおこし」などによる天候変化

【交換】

交換により場にいるポケモンが変わると、縛り縛られの関係が変わります。

【その他】

・優先度 (先制技、「せんせいのツメ」など)
・ひるみ (「ねこだまし」など)
・技のはずれ
・「みがわり」に強い行動 (「よこどり」など)
・「まもる」に強い行動 (「フェイント」など)
・「このゆびとまれ」
・交換で出るポケモンの「ひらいしん」「よびみず」など

縛りの関係が変化するとき

1ターン経過することで、縛り縛られの関係が大きく変わることがあります。
縛り縛られの観点で見て不利な状況のときは、これを改善できるような手を打つのが有効だと考えられます。
状況が変わる例をいくつか示します。
・交換 (通常交換 / 「とんぼがえり」などでの交換 / ポケモンが倒された(「だいばくはつ」など含む)あとの交換)
・ダメージ蓄積により縛られやすくなる
・「みがわり」状態の有無
・「まもる」の成功率
・「リフレクター」「ひかりのかべ」
・「トリックルーム」
・「でんじは」「こごえるかぜ」「カムラのみ」などによる素早さ変化
・能力変化(「いばる」「つるぎのまい」「はらだいこ」「パワートリック」など)
・状態異常(「ねむり」など)
・状態変化(「アンコール」「ちょうはつ」など)
・天候変化(炎タイプの技、「ようりょくそ」など)
・特性変化(「スキルスワップ」など)
・道具変化(「トリック」など)